Zenn Dev Owayo Articles Bcbbc82eb49511
Gemini CLIでMinecraft(Java版)の自律Botを動かす
- URL: https://zenn.dev/owayo/articles/bcbbc82eb49511
- 日付: 2026-06-26
- Tier: Tier 3
- 要旨: Gemini CLIと Minecraft Java版用MCPサーバーを組み合わせてゲーム内を自律的に操作するBotを実装し、その可能性と限界を検証した実験記事。Gemini CLIは1日1000リクエストまで無料で利用でき、~/.gemini/settings.json にMCPサーバー設定を追加するだけでMinecraftへの基本的な移動・ブロック操作・チャットが可能になる。実際に動かした結果、コマンドに対するレスポンスのラグや周囲環境の認識不足(モンスター位置・崖の検出不可)が課題として浮かんだ。現時点ではリアルタイム操作や複雑な建築には実用的でないが、視覚情報の取得機能拡張やレスポンス速度向上で将来的な改善が期待される。
詳細
Gemini CLI + MCP + Minecraft Java版(1.21.4)の自律Bot実装実験。
セットアップ手順:
- Minecraft Java版でシングルプレイヤーワールドを作成しLAN公開(ポート番号をメモ)
- Gemini CLI の ~/.gemini/settings.json に mcpServers.minecraft の設定を追加
- command: “npx”、args: ["-y", “github:yuniko-software/minecraft-mcp-server”, “–host”, “”, “–port”, “”, “–username”, “gemini”]
- MCPサーバーはyuniko-software/minecraft-mcp-serverが最も活発に開発中
MCPサーバーが対応するMineraft操作:
- 移動、ブロック設置・破壊、チャット(クラフトは未対応)
実際の動作確認例:
- 「プレイヤーについて来て」→ 基本移動は正常動作
- 「周囲にある白樺の木を10本切って」→ ブロック破壊は可能
確認できた課題:
- レスポンスのラグ: コマンド送信から動作まで顕著な遅延があり、リアルタイム操作に不向き
- 周囲認識不足: モンスター位置・動き・崖・穴を認識できず、戦闘や安全な移動が困難
- 複雑な作業の精度: 建築など連続した動作の精度が低い
注意点: Minecraftには独自の「MCP(Mod Coder Pack)」という用語があるため、Gemini CLIに指示する際は「mcp server」と明示しないと誤動作する
今後の可能性: 画面情報(視覚情報)をGeminiに送信できるようになれば周囲認識が大幅改善できる見通し