Zenn Dev Nstock Articles Ui Change Notifier
AIで加速するプロダクトの変化を、開発チームの外に届ける仕組みづくり
- URL: https://zenn.dev/nstock/articles/ui-change-notifier
- 日付: 2026-06-26
- Tier: Tier 3
- 要旨: Nstock では AI 活用によって 1 日あたり約 20 件の PR がマージされるペースになり、CS・Sales チームがプロダクトの変化を把握しきれない問題が生じた。解決策として Claude Code Actions を使い、一定期間にマージされた PR の差分を自動で読み取り、CS・Sales が知るべき UI 変更だけを抽出して Slack へ通知する仕組みを構築した。技術用語を使わずに画面・機能ごとにまとめたメッセージを生成するプロンプトを設計し、Structured Output でフォーマットを固定している。アンケートでは回答者全員が週 1 以上確認し、AI 検知・要約の精度は 8.8/10 と高評価を得た。
詳細
課題の背景:
- Coding Agent の普及で PR マージ数が月 200 件(2025 年 6〜12 月)から月 300〜400 件(2026 年 1〜4 月)に増加
- デザイナー等の非エンジニアも PR を作成するようになり、開発速度がさらに加速
- 大きな機能変更は週次スプリントレビューで共有しているが、細かい UI 変更の共有は個人裁量に委ねられており、CS・Sales が把握しきれなかった
仕組みの構成:
- GitHub Actions の Cron トリガーで定時実行
- 前回ワークフロー成功時から現在までの差分を対象に取得
- Claude Code Actions(anthropics/claude-code-action)で PR 差分を解析
- モデル: claude-opus-4-6-v1(Amazon Bedrock 経由)
- Structured Output で {“changes”: [{“feature”: “画面名”, “details”: [“変更内容”]}]} の形式を強制
- Slack の専用チャンネルへ画面・機能ごとに通知
プロンプト設計のポイント:
- 対象: UI 変更・メールテンプレート変更・フロントエンドで使われる API レスポンス変更
- 対象外: ロジック・リファクタリング・軽微なスタイル調整・型定義のみの変更
- 記述ルール: 技術用語禁止、ユーザー目線で「何がどう変わったか」を書く、1 items あたり 120 文字以内
アンケート結果(一定期間の運用後):
- 閲覧頻度: 全員が週 1 以上、62.5% は毎日確認
- 課題解決度: 7.4/10、AI 精度: 8.8/10、推奨度: 7.8/10
- 今後: 変更差分のスクリーンショット添付などの改善を検討中