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Zenn Dev Minipoisson Articles Xlsm Devkit Sheet Change to Ai

シート変更をAIに追従させる ─ xlsm_devkit 新機能と「脱Excel」再考

  • URL: https://zenn.dev/minipoisson/articles/xlsm-devkit-sheet-change-to-ai
  • 日付: 2026-06-26
  • Tier: Tier 3
  • 要旨: xlsm_devkitに行・列の挿入削除(InsertDelete)とセル範囲の移動(Move)をAIに追従させる新機能を追加した記事。8000セルのアルゴリズムが実装された業務ExcelをAI(CLAUDE CODE/CODEX/Antigravity)が的確に読み解けたという体験から、VBAコードのアドレス参照追従という長年の課題もAIで解決できると判断して実装した。InsertDeleteはダイアログで操作指定後に変更前後のシートマップとVBAコード更新プロンプトを自動生成し、Moveはマクロ記録機能でユーザーの移動操作を捕捉してプロンプトを生成する。MoveのVBAランタイムリセット問題はWindowsレジストリに中間状態を保存することで回避した。

詳細

  • 解決した課題: 行/列の挿入削除やセル範囲移動の際にVBAのアドレス参照(Range(“E5”)・Cells(5,3)等)が自動追従しない問題。手動修正では参照箇所が多いと見落としが発生
  • AIによる8000セルのExcel読解: CLAUDE CODE(Sonnet 4.6)・CODEX(GPT-5.5)・Google Antigravity(Gemini 3.1 Pro)がいずれも的確にアルゴリズムを読み解き機能を説明。回答時間はCLAUDE CODE 10分、CODEX/Antigravity 1分程度
  • 脱Excel言説への反論: AIが複雑なExcelを読み解いて誰でも理解できるよう解説できるなら、Excelの「属人性」を根拠とする脱Excel移行の主張は前提が崩れている
  • InsertDeleteの操作フロー: フォームで操作内容指定→ExcelへのD列1列挿入等を実行→変更前後のシートマップ保存→AI向けプロンプト自動生成→AIチャットに貼り付け→src/*.basを修正→インポート
  • Moveの設計方針: セル範囲の移動はダイアログ指定よりユーザーが直接操作する方が確実。Excel標準のマクロ記録機能で操作を捕捉し記録されたコードを解析してプロンプト生成
  • MoveのVBAランタイムリセット問題: VBA実行中にマクロ記録を開始するとVBAランタイムがリセットされ変数の状態が消滅。対処としてWindowsレジストリに中間状態を保存し記録終了後に復元
  • 生成プロンプトの内容: 操作内容の説明・String形式/Numeric形式/Dynamic形式のアドレス参照形式を列挙・変更前後のシートマップへの@パス参照・コード外の参照や要確認事項のリスト要求
  • Move後のマクロモジュール警告: 記録マクロ(Module2等)がVBAプロジェクトに残るためプロンプト末尾に削除促進警告を自動付与。AIがVS Code上のモジュールやExcel COM経由での削除まで対応するケースも
  • xlsm_devkitの自己参照的発展: PowerPoint翻訳ツールから生まれたxlsm_devkit→xlsm_devkit自身を使ってオプション機能を開発→オプション機能が本体をさらに強化というサイクル