Zenn Dev Easy Easy Articles D534178cb3d59b
エンジニア達の「完全に理解した」Talk #77 イベントレポート
- URL: https://zenn.dev/easy_easy/articles/d534178cb3d59b
- 日付: 2026-06-26
- Tier: Tier 3
- 要旨: エンジニアコミュニティ「Easy Easy」の月次LTイベント第77回の記録で、2026年5月開催。リファクタリングを「調査・整地・剪定・再編・検証・収束」の6フェーズに分解し、前工程(調査〜剪定)での設計判断が成否を左右するというフレームワークが提示された。AI時代でもコンテキストウィンドウの限界や暗黙知の非観測性から、前工程は人間が担うべきだという指摘は具体的で説得力がある。SaaSの権限管理については「何ができるか」をPBAC(ポリシーベースアクセスコントロール)で管理し、「誰のリソースか」をReBAC(リレーションベースアクセスコントロール)で管理する2層設計が紹介され、無効なリソースへのアクセスに404を返してリソース存在を隠蔽するという実践的なポイントも共有された。
詳細
LT1: リファクタリングのフェーズフレームワーク
- 6フェーズ: 調査・整地・剪定・再編・検証・収束
- 前3フェーズ(調査〜剪定)の完成度が成否を決定する
- AI補助の限界: コンテキストウィンドウ超過時に全体像を維持できない、暗黙知・文化的文脈は観測不可
- 役割分担: 前工程(設計・判断)は人間、実行フェーズ(命名改善・モジュール分割)はAIが担う
- 変更単位を細かくする「細分化デプロイ」でリスクを分散
LT2: マルチテナントSaaSの権限管理設計
- やらかしパターン: ロール条件分岐をコードに直書き、権限用テーブルの増殖
- PBAC(ポリシーベースアクセスコントロール): 「何ができるか」をポリシークラスに集約し、ロール×プランの組み合わせで評価
- ReBAC(リレーションベースアクセスコントロール): 「誰のリソースか」でテナント間横断アクセスを防止
- セキュリティ実践: 権限のないリソースへのアクセスに403ではなく404を返してリソース存在を隠蔽
- 2層分離により機能追加・仕様変更に強い権限管理が実現