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Zenn Dev Easy Easy Articles Ac26a2edcc7729

エンジニア達の「完全に理解した」Talk #76 イベントレポート

  • URL: https://zenn.dev/easy_easy/articles/ac26a2edcc7729
  • 日付: 2026-06-26
  • Tier: Tier 3
  • 要旨: 第76回イベントレポートで、2026年4月開催。npmパッケージ公開においてSemVer・Conventional Commits・TypeDoc・npm Trusted Publishing(OIDC)・npm pack --dry-runによる事前検証という一連の自動化フロー整備が実践例として共有された。AI活用による業務効率化事例としては、Geminiの専属アシスタント「エンジェル」に社内規程と上司のレイアウトの癖を学習させることでチェックバックをほぼゼロにした非エンジニア職の実践が紹介された。Google Cloud上でQwen3.5等のLLMを自前運営しようとしたところ、terraform applyの成功がインスタンス即時停止を保証しないという落とし穴と、Google CloudにハードなコストリミットがないことでGPUインスタンスが1日約3.6万円(月50〜60万円)稼働し続けた事例が「教訓」として詳細に語られ、最終的にオンプレミス(GMKtec EVO-X2 + Tailscale)への転換が報告された。

詳細

LT1: npmパッケージ公開の自動化フロー整備

  • バージョン管理: SemVer(MAJOR.MINOR.PATCH)
  • コミット規約: Conventional Commits を @commitlint/cli + husky で強制
  • ドキュメント: TypeDoc + typedoc-rhineai-theme で自動生成 → GitHub Pages へデプロイ
  • CI: GitHub Actions で ci.yml / commitlint.yml / deploy-docs.yml / release.yml を分割管理
  • 認証: npm Trusted Publishing(OIDC)で認証情報なしに公開
  • 事前検証: npm pack --dry-run で同梱物を確認してから公開
  • 公開後確認: npmx.dev などで確認
  • 題材: @gurezo/web-serial-rxjs

LT2: Geminiで業務の「マウント」問題を解消(非エンジニア職の事例)

  • 課題: 組織ルールを盾に取る総務担当者・レイアウトばかり指摘する上司との不毛なやり取り
  • 解決策: Geminiの「Gem」機能で専属AI「エンジェル」を育成
    1. 社内の総務規程・出張・経費精算ルールを学習させる
    2. 担当者の言い回し・上司の過去PDF資料のレイアウト癖(余白・フォント・言い回し)を把握させる
    3. カテゴリートリガーで一覧表示できるインターフェースを整備し社内共有
  • 成果: チェックバックがほぼゼロになり、創造的業務に時間を使えるように

LT3: Google Cloud + Terraform のコスト爆発と教訓(100週連続登壇)

  • 目的: クラウドAI API課金対策として自前AIサーバーをGoogle Cloud上に構築
  • モデル: Qwen3.5 9B(軽量)・Qwen3.5 35B-A3B(MoE中規模)・GLM-4.7 flash(コーディング向け)
  • 計画: 平日8〜22時稼働・土日停止で月数万円に抑える予定
  • 落とし穴1: terraform applyでスケーリング上限を0に書き換えて成功しても、起動中のGPUインスタンスには即時反映されず夜間・土日も稼働し続けた
  • 落とし穴2: Google Cloudは予算アラートはあるが「金額超で強制停止」のハードリミットがない(Cloud Functionsで自作可能だが実際には設定していなかった)
  • 結果: 1日約3.6万円消費、月間請求が約50〜60万円に到達。Googleサポートに救済を求めたが今回は救済なし
  • 教訓: terraform applyの成功は期待通りの動作を保証しない / 「アラートはあるがリミットはない」
  • 最終結論: GMKtec EVO-X2(Ryzen AI Max+ 395 / メモリ128GB)にUbuntu + Qwen3.5系モデルを入れてオンプレAIサーバー化、Tailscale + WebUIで運用