Zenn Dev 8chikuwa3 Articles 80ba1c179b9ec1
part2:「R7年度国・地方ネットワークの将来像の実現に向けた検証事業」から読み解く~僕らの生存戦略~
- URL: https://zenn.dev/8chikuwa3/articles/80ba1c179b9ec1
- 日付: 2026-06-26
- Tier: Tier 3
- 要旨: 小規模自治体の一人情シス視点から、デジタル庁の「R7年度 国・地方ネットワーク検証事業」の意義とゼロトラストへの移行戦略を読み解いた記事。坂祝町(人口約8,000人)や肝付町(約1.5万人)のような小規模自治体がモデルケースに含まれている点と、GSS共有基盤に乗ることで設計コストを省ける可能性を指摘している。「静的防御から動的・常時検証へ」というゼロトラストの本質と、ファイアウォールとゼロトラストの役割分担(境界防御との共存)についても整理している。
詳細
検証事業の注目点: 都道府県だけでなく人口約8,000人の坂祝町(岐阜県)や約1.5万人の肝付町(鹿児島県)が対象。GSS(ガバメントソリューションサービス)共通基盤を活用することで小規模自治体がゼロからの設計を省ける可能性
ゼロトラストの本質的な転換(Static → Dynamic):
- 旧来: ログイン成功後はすべて信頼(静的防御)
- ゼロトラスト: ログイン後もパッチ適用状況・アクセス時間帯・地域等の振る舞いをリアルタイムで継続検証
インターネットを味方にする発想: 「閉じる」のではなくクラウドセキュリティサービスに接続して24時間AIと専門家による監視を委託するほうが結果として安全という考え方へのシフト
FWとゼロトラストの共存(役割分担):
- FW(境界防御): 外部からの明らかな攻撃・不要通信を「玄関」で弾く門番
- ゼロトラスト(エンドポイント): 境界をすり抜けたものや内部の横移動を検知する監視カメラと警備員
一人情シスが確認すべき3つのポイント:
- 自動遮断: パッチ未適用端末がNWに繋ごうとした際に手動でなくシステムが自動切断するか
- 通知の可読性: SOCからのアラートが専門用語の羅列ではなく「総務課・佐藤さんのPCでウイルス検知、回収してください」レベルの日本語アクション指示か
- ハイブリッドアクセスのUX: 職員がNWを意識せず1つのアイコンクリックでLGWAN業務もインターネット業務もシームレスに使えるか