Zenn Dev Claude Code Human Role
Claude Codeで作れるものが増えた後、人間に残る「意見」と「削る判断」
- URL: https://zenn.dev/53able/articles/3e2c4813638ef3
- 日付: 2026-06-16
- Tier: Tier 3
- 要旨: AIコーディングで作れるものが増えた後に人間が果たすべき役割を、Anthropic社員Zara Zhangの発表「Code as a Medium for Storytelling」を参照しながら考察した記事。機能差別化より意見差別化が重要になり、AIには完成仕様ではなく行動の現実と違和感を渡すことが有効だと論じる。
詳細
Zara Zhangの開発スタイルは「違和感駆動」で、完成仕様より先に「このUIでは自分はボタンを押さない」「この情報形式では読み切れない」という行動の現実から出発する。Tab OutはChrome新規タブページを入口にしたタブ管理で「ボタンを押さない」現実に合わせた設計が特徴的。
AIに渡すべきは解決策ではなく「どの画面ならすでに開いているか」「どのボタンなら押さないか」という行動の現実で、これが設計の起点になる。Frontend SlidesのAnti-AI-Slop方針(汎用的なAI風デザインを避けるcurated distinctive styles)はAIに美意識を渡すための仕組みとして機能している。
「作れる機能と使う機能は違う」という指摘は重要で、AIは機能を足すのが得意すぎるため削る判断が人間の役割になる。Tab OutのREADMEに「No server. No account. No external API calls.」とあるように、作れたはずの複雑な機能を意図的に削いだことがプロダクトの意見を強くしている。「build first, understand later」という学習順序の変化も提示されており、コーディングとエンジニアリングを役割として分ける視点が整理されている。