AgentCore Memory の長期記憶で Strictly Consistent メタデータを使ってみた
- URL: https://dev.classmethod.jp/articles/agentcore-memory-strictly-consistent-metadata/
- 日付: 2026-06-15
- Tier: Tier 2
- 要旨: Amazon Bedrock AgentCore Memory に Strictly Consistent メタデータが追加された。アプリケーションが直接指定した値がLLMを介さずそのまま長期記憶レコードに反映されるため、マルチテナント・コンプライアンス境界・部門スコープの検索に活用できる。
詳細
従来の LLM_INFERRED と STRICTLY_CONSISTENT の主な違い:
| 項目 | LLM_INFERRED | STRICTLY_CONSISTENT |
|---|---|---|
| 値の決定 | LLM が会話から推論 | アプリケーションが直接指定 |
| 決定性 | 非決定的 | 決定的 |
| 最大キー数 | スキーマ上限内(最大20) | 最大3キー |
| 対応型 | STRING/STRINGLIST/NUMBER | STRING のみ |
Strictly Consistent を設定すると、長期記憶の統合(consolidation)プロセスでメタデータ値が異なるレコードは分離されて統合されない。これによりマルチテナント時のデータ混在を防止できる。なお公式ドキュメントのベストプラクティスでは「テナント分離はnamespaceで行い、メタデータはその中での絞り込みに使う」と明記されている。Summarization Strategy はサポート対象外。