コンテンツにスキップ
Spf Iina Sakane22 Un80 Valueless World

国連設立80年で迎えた「理念なき国際社会」— ポピュリズムの台頭、ないがしろにされた普遍的価値(坂根宏治)

要約

国連80周年の節目に、普遍的価値(人道原則・人権規範)が擁護されなくなっている状況を分析。強制執行力のない国際システム、ポピュリズムの台頭、新自由主義によるグローバル格差拡大の3要因が複合的に作用している。

主要な主張

  • 強制執行力の不在: ICCの逮捕状も加盟国が従わなければ無効。「世界の警察官」としての米国が撤退を宣言
  • ポピュリズムの台頭: 「取り残された人々」が自国ファーストに傾き、遠い紛争への支援より自国問題を優先
  • グローバルサウスの離反: 先進国の独善的行動にBRICS拡大など独自ネットワーク構築で対抗
  • 対応策: ①ポピュリズムの原因(格差・雇用不安)への対処、②遠い世界と自国との繋がりの説明努力
  • 日本の役割: 石破首相の国連演説(安保理改革・二国家解決支持)を評価、国際協調主義のリーダー役を期待